2009年05月21日

15日・バイバイ宇和島

今日は朝6時11分宇和島発の電車に乗らなければならない。朝になってようやく、焦った。そもそもここに来たいと思ったきっかけは、大竹伸朗さんに会いたい、ということだったから作品を残したかった。残したからといってどうこうなる問題でのないけど、私は大竹さんの「どんどん作れ」というメッセージがすごくすごく好きだから。
しかし時間切れ。作った部品と編んだものはこの家に置きっぱなしにしてきた。
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また来よう。続きを作りに。大竹さんにも会えなかったけど、今はそういう時期ではなかった気もする。どんどん作っていたつもりでいたけどまだまだ足りないし、この街の雰囲気に負けてしまった。だからこそ編まなければならないと奮い立ったけど、それでも足りなかった。もう編むしかないし、そう思って晴れやかな気持ちにもなった。最後に、先日の道後温泉に引き続き、窪川駅でアンパンマンスタンプをちょっと編んで、今回のプロジェクトは終了。
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" My Anpan-man stamp in KUBOKAWA station "
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14日・宇和島を編む

宇和島は真珠の養殖で有名な街だ。だからGlobe Shellを1個作って出かけた。
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行く先は先月26日にオープンしたばかりだという道の駅、きさいや広場。その前に大介うどんで昼食をとり、道の駅に行き、港に行き、宇和島城に行くというのが今日のプランだ。大介うどんはどうしても行きたかった。昨日ITOくんが揚げ玉をいれていたのだが、出汁にふやけてとろとろになっている揚げ玉がものすごくおいしそうに見えたのだ。今日はまるで行き慣れているかのように、手際よく自分のうどんを作った。やはり、宇和島名物じゃこ天は外せない。
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今日のうどん。念願の揚げ玉入れた!

食べながらテーブルの隅に目をやると、アンケートボックスがあった。用紙が1枚と鉛筆1本が入った筒状の古いボックス。これを私が書いたらこのケースは空になる。編みたい衝動に駆られた。向こう側に目をやると、このテーブルと同じように各テーブルに整然とボックスが置いてある。やっぱり自分のテーブルのものだけ編みたい衝動に駆られた。
食べ終わってさっそく編んだ。糸の色は迷わず白。うどんだから。お店はお客さんもスタッフも少なくて次第に怪しまれ始めた。しかし編む。15分後くらいに完成。ついでにようじ入れと七味唐辛子の台座も丸く編んだ。店員さんの見えない隙に一気にセッティングして写真を撮って退散!!
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" My Daisuke-Udon in Uwajima "

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途中にあるスーパー。うん、私も今はスーパーハッピー!!!!

5分程歩くときさいや広場についた。街中の人がここに集結しているのではないかと思うくらいの賑わいだった。地元で取れた農水産物、じゃこ天などの屋台、民芸品、姉妹都市の名産品などなどが足行く人々を楽しませていた。ここに来て、みかんのジュースと言えばポンジュースしか飲んでいなかったので、愛媛みかんというジュースを買ってみた。ブランドはPOMだったが、これはうまい!!!みかんをそのまま飲んでいるみたいだった。そして新鮮なお刺身を発見してしまった。すぐそこの港で穫れたぜんごという魚の刺身だった。宇和海産。これは食べておくべきではないのか。そしたらビールはかかせないのでないか。葛藤が始まった。最近の飲酒が重なって顔が浮腫んでいた。目のまわりがひどいのが鏡を見なくても感じ取れるくらいだったのだ。だから今日はお酒を一滴も飲まないと決めていた。別にお刺身にビールという考えを通さなければいいだけなのだが、、、。いったん店の前を去ったが、やはりお刺身の誘惑には勝てずに購入。自動的に今日もビールコースとなった。
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ブリ?だった気がする。勇ましいお顔!
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新鮮なお魚たち。

さて、外に出てGlobeShell設置場所の選定だ。と、慰霊碑があった。何年も前の宇和島の高校の実習船がハワイ沖で沈没した事故の慰霊碑であった。どうしようもないくらいの悲しみに襲われた。
そうして港の船着き場を歩いた。やはり雨にぬれてしまうところは避けたい。いくつか選定場所で撮影したが、どうしもしっくりこずに持ち帰って来た。トイレに入ったらきさいや広場全体に響き渡るBGMがいちだんと大きく聞こえた。かかっていたのはSMAPの「世界に一つだけの花」。続いてキョンキョンの「あなたに会えてよかった」。これは何かのメッセージかと思った。
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港とともにパチリ。

民芸屋さんコーナーに戻ったら、貝をモチーフにした商品がたくさんあった。フェルトや手芸キットを売っている所もあって、そこになんとなくGlobe Shellを置いて来た。
向かいの真珠館に入ってみた。宇和島における、真珠養殖の歴史のビデオを見た。とある養殖者が「真珠養殖は男のロマン。誰かが世界中の女性の首を真珠で飾りたいなんて言ったけど、その中の一粒でも、自分の作った真珠だったらいいなと思うんですよ」と言っていた。ジーンときてしまった。買わずにはいられなかった。しかしさすがに真珠は高価で買えない。だから、屋台に戻って貝柱入りコロッケなるものを買った。おさえるつもりだったのに、夕食がまた豪華になってしまった。
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今日の夜ごはん。

さて作業だ。
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即席第2アトリエ。
私はお酒飲んでも作業する。作業できる。だって制作したい衝動は抑えられない。お酒なんて、関係ない。

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13日・松山へ

やはり朝になっていた。仮眠のつもりはいつも本眠になる。学習能力がないのは分かっているのだが温泉からの心地よい疲れには勝てなかった。
さて、昼にITOくんが仕事を切り上げ迎えに来てくれる予定。それまでに道後温泉を編むものを作らなければ。ここにもManGlobeの分身を置いてきたい。
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ITOくん家からお借りした電動ドリル。自分の持参しなくてもなんとかなった!ありがとう!
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即席アトリエ。

いつものBGMにノリノリになりながら編んで編んで完成!間に合った。時間に追われていると大胆なことができるものだ。12時27分。ITOくんからメール。今から行きます。
お昼を食べていなかったので、ITOくんおすすめの大介うどんで昼食。おうどんの玉をゆでる所からぜんぶセルフ。おもしろい。具や薬味もさまざまで、それによって出汁の味が変わるから、みんな研究してるんですよ、とITOくん。おいしかったー。何玉食べても基本料金は変わらない(!)が私は3玉がちょうどいい量だと分かった。
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大介うどん。主に宇和島に存在する。
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ITOくん。
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私のおうどん。ごちそうさまでした!

そうしていよいよ松山へ出発。ITOくんとはあまり会話がない。それも楽しいのだ。だからBGMはバックストリートボーイズとここでも恋のマイアヒ。O-ZONEのCDは高知で、四万十川カヌーに行く時に聞いたCDと偶然同じだった。この曲が数年前、日本で爆発的にヒットした経緯も愛媛に関係があることをITOくんが教えてくれた。
松山は、そこそこ都会だった。高知市よりも都会な気がした。たまに、東京でもこんな通りある、と思う所もあって、これで日本一地価の安いところとは考えにくい。
道後温泉について、ITOくんとは2時間後に待ち合わせをすることにした。さあ、いよいよプロジェクト開始。
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道後温泉。

そんなことをいつも頭の片隅に置いといて、温泉を楽しむことにした。風情のある木造建築。宮崎駿作品に登場しそうな風情。浴場の扉を開けたとたん、おばあちゃんだらけだった。この時間にこの年齢層に。。。みんな思い思いにここでゆったりとしていた。私は若者ひとりでちょっとはずかしい。体を洗い、お湯につかって打たれて、ちょっとしたらすぐに出て来てしまった。でも、いい湯だった。このロッカーに作品を編もうか、、と漠然としながら着替えていると、自分のロッカーの真上に、風呂桶がいくつも重なっておいてあるのに気付いた。オブジェ化している。不意に、このひとつをManGlobe化させていっしょに飾りたい衝動に駆られた。その映像が頭の中に鮮明になった。しかし届く所にない。スタッフの方も掃除しているから無茶したら怒られそうだ。水を飲むふりをしながら少し考えたいると、またパーンとはじけた。そうだ。浴場の入口に溜まったいる桶のひとつを編もう。そのほうが、倍くらいはおもしろい。幸いカメラも防水だし、いい具合に湯気の雰囲気も映るだろう。そう思ったら早い。再び服を脱ぎ捨て、タオルの中にManGlobeの分身とカメラを隠し、浴場の扉をガラガラ。あいかわらずおばあちゃんがたくさんいた。向こう側の出入り口付近の桶置き場に定めをつけて、となりのシャワー台に座った。まわりの様子を鏡越しに伺う。ちょっと怪しまれているかも。しかもカメラを軽く落とした。盗撮じゃないんです!違うんです!と心の中で叫びながらまずは何もしていない状態の桶たちの写真を一枚。そうしてその中のひとつをそそくさとManGlobe化し、もとの場所に戻してパチリ。
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" My Foro-Oke in DOGO-ONSEN "

アングルなんか気にしている場合ではない。そのまま何事もなかったかのように、戻って来た。いまごろ、どうしているだろう、あの桶は。びっくりしておばあちゃん、コケてなければいいんだけど・・・

受付脇には観光地によくある記念スタンプがあった。私は必ず押してしまう。いつものようにポンとノートに押した後、ふと思った。なんで観光地って必ずこういうの、あるんだろう。そうだ、持つ所のカバーを作ってあげよう。これからは行くとこ行くとこあったら編んであげよう。勝手に思って制作開始。おばさんが通りすがりに目で追って来る。このスタンプの持ち手は、形が微妙な線を成しているから難しかった。フィットするかどうかは分からないがとにかく編んだ。そして、"いいお湯でした。ありがとうございました"というメッセージを貼付けてカバーしてきた。急いでいてサイズがあってないけど!
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" My stamp in DOGO-ONSEN "

温泉を出た脇に、ビール屋さんがあってもちろん行った。愛媛はみかんが有名だから、みかんジュースが充実していたし、みかんコーヒーというのもあったけど、風呂後の一杯は我慢できず、道後ビールを飲んだ。
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坊ちゃん団子。

今回の旅で、いちばん充実した時間が流れた気がした。ちゃんと作品を残してきたからだと思う。その後、アーケードを通り抜けて道後温泉駅からJR松山駅までちんちん電車に揺られ、ITOくんと帰途についた。途中瀬戸内海の水も触り、宇和島に戻ってからは彼の先輩が経営しているオシャレイタリアンレストランでお食事。みんな自分の地元を愛していた。ITOくんもそうだった。そんな話をしたのがITO君との今回最後の夜だった。ITOくん、ありがとう!!気をつけて帰ります。

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瀬戸内海!
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12日・宇和島で制作開始!

朝起きたら宇和島にいた。あたりまえなのだが。
宿泊先は宇和島在住の友だち、ITOくん家族が所有する物件。昔おばあちゃんが住んでいたけど今は誰も住んでいない。
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宇和島全体の、このなんとも哀愁じみたというか、人のいなさといい、昭和の香りがプンプンする空気にはまだ慣れない。しかし、だからこそ、編まなければならないのだ。編め編め編め。。。!!この家の窓にManGlobeの分身を置いて行こうと思い、制作開始。
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即席アトリエ。

オーストラリアにいた時も編みながらずっと聞いていた曲を延々聞く。なぜかまた涙がでてくる。でも不思議と編み物をしていると気持ちが落ち着く。それでもふと手が止まるとき、徒歩圏内にいるであろう大竹伸朗さんに「もっと作れ!どんどん作れ!」と怒られているような気がしてニヤついてしまった。そういえば、もとはといえば、大竹さんに一目お目にかかりたくてこの地に来たのに、自分の制作をしているとそんな目的はすっかり遠くにいってしまっているようだった。
思えば、昨日からの涙は人のやさしさに触れているからではないか。直接の体験でなくとも、その土地の空気がそういう気持ちにさせることもある。慣れた地で、ほとんど都会も同然という場所で日常を過ごしているから、本州と離れた島、四国に来てまだまだ懐かしく思う空気が流れていると心が安らいで、そこで暮らす人を目の当たりにするだけでほんわか涙が出て来る。人生について考えるといっては大げさだが、そこからどんどんうちへうちへとはいっていってしまう。自分はノマドなのではないか。。だからこそ私はどんどん編まなければならない。それによってこの哀愁を打ち消したいのか、自分のものとして編み包みたいのかは分からないが、編んでいないとやっていられない。だからどんどん編んだ。
編んでいると、こんどはこの行為そのものにつて気付いたことがあった。来てしまえばどうにでもなるのだ。来る前からこんなものを作ろう、これを用意していかなくちゃ、とごちゃごちゃした戦略はあまり意味がないのだ。今回のように自分でも予想不可能な感情に陥ることもあるし、ここにいるからこそ生まれる作戦もある。その土地その土地にすぐに染まってしまう自分はなおさらだ。逆に、だからこそ思い切りがつくのだ。
そしてもうひとつの、旅をしながら制作することの面白みは、時間の制約がある、からだ。いつまでの滞在で、今日はどこを観光して、とか編み物だけをやっている時間というのがまるまる一日あることはあまりない。その地で知り合った人が街を案内してくれることもあるし、そう簡単に自分の思い通りにはいかない。私はいつもだれか来る前に編まなきゃ、という感覚に心地よく脅されている。そうしてできたブツを今度は、怒られる前に、誰にも気付かれないうちになにかに編み込む、という行為がほとんどだ。できるだけ多くの痕跡を残したいと思う気持ちとは裏腹に、ことがうまく進まない。そんなのも旅をしながらの制作の醍醐味なのだ。だからどんどん編まなければならない。
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編め編め編め!
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編め編め編め!!

そうして今日も夜、ITOくんが温泉に連れて行ってくれるというので20時までは制作。
温泉は思いのほか気持ちよかった。温泉というより銭湯だったが、サウナに入ったせいか、ここちよい眠りに誘われた。しかし帰り道、「明日ならいろんなところ案内できるんですけど、松山とかどうですか?」とITOくん。わざわざ仕事を早く切り上げて案内してくれるらしい。しかも宇和島周辺と思いきや、車で2時間ほどさきの松山まで行ってくれるというのだ。そりゃー行くしかない。県庁所在地であるし、道後温泉に入りたい。だとすると温泉に何か痕跡を残したい。今夜、編まなければ。また時間に追われる。寝ている場合ではないのだが。。。睡魔が・・・
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やっぱりポンジュース。自販機にもポンジュース。
posted by saku at 10:44| Comment(0) | 高知&宇和島 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

11日・高知バイバイ宇和島へ

15時頃。
宿泊先の管理人さんに送ってもらい、高知駅へ。
駅は改装中でおもしろい建築物。アンパンマンBOXという、アンパンマンキャラパンの詰め合わせが売りのパン屋さんがあった。この詰め合わせは大人気でさすがになかったが、食パンマンとおむすびまんパンを購入。
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駅員さんに宇和島までの行き方を教わり、無事切符を買って一段落。パンを食べていると、背後から髪の毛を引っ張られた感覚が。振り返ると見知らぬおじさんが引っ張っている最中だった。ゴミがついていたのかな?そう思って聞いてみるも何も答えず、私の2つ隣の席に座った。どうやらカップ酒で酔っぱらっているらしい。たぶん、ゴミがついてたか、こんな髪型だからカツラと思って興味を持ったんだろう。
パンを食べながら高知の街を見ていたら、なぜか涙が出てきた。なぜか、分からなかった。ただ、たった5日しかいなかったのに、離れるというのはやはり寂しかった。そんな時、さっきの髪引っぱりおじさんが隣の席に来て話しかけて来た。「だんなは?」「子どもは産んだほうがいいよ。」また泣けてきた。ああ、こんな時に
そんな話はやめてくれ。。そういうおじさんはどうやら所帯を持っていないらしく、まるでお酒で寂しさを紛らわせているように見え、それがまた私を泣かせた。東京にいた頃の話、大学時代の話、ポツポツ語るおじさんにうん、うんとうなずきつつも私はそろそろ乗車時間。別れは惜しく、本当に切なかったが宇和島に行かなければ。こんなとき、とっさに編んでおじさんを編み包みたいところだったけど、そんなこともできないままお別れ。「気をつけて」と握手をしてくれたおじさんの小さい背中を見ながらホームへ。
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ああ、ハイパーニットクリエイター失格だ。こんな時にさえ編めないなんて。

15:44 高知駅発。1時間程で窪川という駅に着き、そこからまた2時間ワンマン電車に揺られて宇和島に着いた。窪川までの車内では相変わらず涙がとまらなかった。これから宇和島に行くという興奮からか、高知を離れる寂しさからか。思えば、高知の人はみんな優しかった。道が分からず尋ねたコンビニの人々、お遍路さん、食堂&居酒屋のお父さんお母さん、宿泊先の管理人さん等々。。。

旅にはつきもの。一人の時間や、誰も知らない場所に身を置くことで自分を見つめなおせざるを得ないが、車窓から見えるだんだん田舎じみていく風景に癒されつつもあった。そうして徐々に元気が出てきた。涙で落ちたメイクもし直したら気持ちも切り替わった。

窪川からの車窓。川と並び森を抜け、まるでトトロの世界に連れ去られるのではないかという感覚に陥った。ワンマン乗客はほぼ私と老夫婦の2組で、電車はひたすら走った。宇和島が近づくにつれ、地元の高校生がどかどか乗ってきた。犬の図鑑を友だちに読み聞かせる男子高生、物珍しげに私を観察する女子高生。話題も方言も私の心を温かくしてくれた。そうして少しの興奮を胸に秘め、19時、宇和島に到着。

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窪川から乗車したワンマン電車。

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宇和島駅でアンパンマン列車発見。
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2009年05月20日

10日・高知城&日曜市

今日も一日観光。まずは高知城。お城のふもとに着くとアイスクリンが!!昨日食べておいしさにはまったので、今日もさっそくぺろり。

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そして近くにお抹茶がいただける茶室があるという広告を発見したので行ってみた。やはり、日本のこういうところ好きだ。雅で、風情があって落ち着く。おいしいし(笑)

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今日もカラッと暑くてお城まで辿り着くのに疲れてしまい、あまり見学せずに戻って来た。ちょうどお城の目の前の通りから、毎週日曜の名物だという朝市がやっていて、歩いてみた。

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昨日食べた高級フルーツトマト、植物、お花、骨董品、包丁、お漬け物・・・いろいろなお店が延々続いていた。今頃になってだいたい地理も分かってきた。歩き疲れて、今日の観光は終わり。

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お昼ごはんでお世話になったおじちゃん!楽しいひとときをありがとうございましたぴかぴか(新しい)
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2009年05月17日

9日夜・旅の大醍醐味。

夜は先ほどの食堂のお父さんが経営している居酒屋へ行った。居酒屋「鯨海」。少しでも送ってもらった恩返しができたら嬉しかった。
お店に着くとお母さんがいて、顔を覚えてくれていた。通されたお座敷席の奥にはお父さんが、仲間と楽しそうに談笑していた。相当酔っぱらっているように見えるが・・・
とりあえず、カツオ、ウツボとにかく海の幸を目一杯頼んで乾杯。これがカツオの塩たたきか!

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カツオのたたき二種。塩たたきとふつうにタレのやつ。
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ウツボ?だったけな・・・

するとお母さんが厨房から筍寿司を持って来た。
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肉厚のタケノコがシャリをがぶりと覆っている。そして甘い!!!!この筍は昼に行った食堂の裏にある竹林から穫ったものらしい。びっくりしたことは、今まで筍と言ったら地面からニョキッと顔を出したところを収穫するのかと思いきや、天に向かってビーンと延びたものを収穫し、その先端を調理するということだった。先端には灰汁がないので灰汁抜きの必要はない。
すると今度はお父さんがやって来て、これまたごちそうをしてくれた。原価420円の極ウマトマト、高知の地酒、、、。

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一粒原価420円のフルーツトマトですよ・・・ 奥さん!!

中でも興味深かったのが、高知のお座敷遊び。こまを回し、出た絵柄の盃でかわるがわるお酒を飲んでいくという遊びだ。ひょっとこや天狗が描かれた小さなこまがかわいいし、システムにしてもよく考えられたものだなと思った。
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天狗は鼻が突き出ていたり、ひょっとこは口のところに穴が開いていたりと、一気に飲まないと置けないしくみになっているのだ。おもしろい。

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コマ。このコマの先端が向いた人が、コマの絵柄の盃に酒を注がれて飲む。

東北などの寒い地域の甘ったるいものとは違い、南国高知の日本酒はすっきりしていて飲みやすかったこともあり、調子にのってお父さんぐるみでどんどんお酒が進んでしまった。高知、恐るべし、、、。でも、ふつうにお客さんとして行ったたらこんな経験できなかった。お父さんお母さん本当にありがとう。また高知に行くことがあったら絶対遊びに行きます!
posted by saku at 17:47| Comment(0) | 高知&宇和島 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年05月11日

宇和島へ!!

さあ!きょうはこれから宇和島に行きます。ネットが繋がる環境かはわからないけど、繋がったら9日の夜の楽しい様子から順にお伝えしていきます!!

ありがとう高知!
待ってて宇和島!
posted by saku at 14:09| Comment(0) | 高知&宇和島 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

9日・竹林寺

お昼過ぎ。歩き疲れて植物園を出た。ふもとにある食堂へ。お遍路さんがたくさんいた。こんにゃくのおでんと山菜そばとキリンビールを食した。

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KIRINがシールにスクラップされちゃってる。

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看板犬のもみじちゃん。
かわいくてついつい長居してしまった。食堂のお母さんともだいぶ親しくなった頃、また上に登って竹林寺へ。このお寺は四国八十八ヶ所めぐりのお寺のひとつ。ここで発見があった。どうしてお地蔵様って毛糸の帽子とか被っているのだろう。

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このお寺のお地蔵さんもほとんどがそうだった。そして水道にも毛糸製のたわしがぶら下がっていたりと、毛糸率の高いお寺だった!だから、招き猫の前を通り過ぎたとき、この子もなにか毛糸製のもので編み包んでしまおうと思った。

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さきほど飲んでいたビールが効いてすごく眠かったが、お寺で編み物開始。すでにこの子はワラジなどさまざまなものをさげていたからどうしようか。なんとなくリボンが浮かんで、ヒモ上のものを延々編んだ。そうしてまず、商売繁盛を祈願して、耳に結びつけたのだった。帰り道、脇の池でカエルがぐわぐわ鳴いていた。

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9日・牧野植物園

牧野植物園という広大な植物園に行った。
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この植物園の主人公、牧野富太郎さんは
その生涯を植物研究に捧げ、2000種もの植物に名前をつけた人。その情熱に本気で胸を打たれた。広い園内、個人的にはお花が好きなので、バラコーナーや温室が楽しかった。バラには名前が面白いものがいくつかあってメモった。
●スパニッシュ・ビューティー
●アンジェラ
●ひなあられ
●ピンク・ノックアウト
●ルイ14世
●ジャスト・ジョーイ

温室にはなんと翡翠色の植物を発見。
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自然の色でこんな色が出るなんて。なんて美しいんだろう!!

途中で塩けんぴなるものを試食した。これは芋けんぴが甘じょっぱくなったものでふつうの芋けんぴよりおいしかった。だからおみやげに買った。
posted by saku at 13:56| Comment(0) | 高知&宇和島 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年05月10日

8日・四万十川でカヌー

高知市内から車で3時間。日本一きれいな水が流れていると言われる四万十川でカヌー!

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すぐに漕ぎ方も慣れて、良い天気だしサイコー!通常は3キロ下るコースなのだが今日は特別に6キロのコースを下った。

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沈下橋。
よくこどもがここから川に飛び込んで遊んでいる映像をテレビで見る、あれです。

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運動の後のあゆの塩焼きはサイコー!

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最後にこいのぼりの里に行き、これまたよくテレビで見てた、鯉の川渡し?を見物。山の頂上から川を挟んでこちらの陸まで、500匹の鯉がのぼっている。
posted by saku at 13:50| Comment(0) | 高知&宇和島 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

7日・観光

やはり南国だ。高知龍馬空港(名前がカッコイイ!)には南国の木々が茂っていた。
今日は何をしようか。

とりあえず宿泊先についてゆっくりして出発。
高知市内はやはり地方都市という感じ?でもすぐに街は終わって山や田んぼになる。
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坂本龍馬の蝋人形館があるらしい。

まずは龍河洞という鍾乳洞へ。
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つぎにアンパンマンミュージアムへ。高知はやなせたかしさんの出身地で、街のいたるところにアンパンマンや、やなせさんの作ったキャラクターがいる。
アンパンマン好きな私は童心にかえって楽しんだ。
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最後に桂浜という砂浜に行った。松の木が林立していて岩を波が打つ。どこか哀愁があって極めて日本的だと思った。
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遠くにイルカの群れも見えた。

晩ご飯はもちろんカツオのたたきを食べておやすみー。
posted by saku at 13:27| Comment(0) | 高知&宇和島 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年05月09日

7日・出発!

朝5時半、家を出た。今回はオーストラリアキャミソールを着ていく。外はあいにくの雨。。。
荷物が計3個になるとキツいから、電動ドリルは諦めた。まあなんとかなるだろう!

しかし外を見たかんじでは雨は降っていない・・・?
傘を持って行って高知で必要なかったら邪魔なだけ、と思ってささずに出ると、霧雨がふつうに降っていた。まわりの人々はみんな傘をさしている。
耐えろ耐えろ・・・。
パソコンだけは死守だ!!

羽田までの約2時間はあっという間だった。寝ていなかったから、ほぼ寝ていたのだ。羽田にくるなんて何年ぶりだろうか。また妙な興奮がからだの中から沸々・・・。

さっそく手荷物検査に向かった。持っていたすべての荷物を手に。そう、預けるはずの荷物も機内持ち込み荷物として持って行ってしまったのだ。中にははさみや半田ごてやいろいろ怪しいものが・・・。しかも携帯電話や鍵は出したのに、ベルトやiPodは身につけたまま金属探知機をくぐってしまった。おかげで荷物は開封させられるし何度も探知機をくぐるハメになるわで手間のかかるお客様になってしまった。オーストラリアに行ったのはついこないだのことなのに、飛行機に乗る時の手順をすっかり忘れてしまったのだった。

それからは問題なく搭乗。
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羽の横が席の確立が高い気がする。
席についてまずはじめにチェックしたのはヘッドホン。そう、オーストラリアに行く機内で作ったカバーの第2弾を作る気満々だったのだ。デザインも前々から決まっていた。
しかし、今回のヘッドホンはとってもちゃっちかった。耳の部分がゴム製で小さく、カバーは必要ない仕様だった。でもムリヤリ作っちゃおう!

そうしていよいよ離陸!!この時の興奮は慣れることがない。
フライト時間はたったの1時間足らずだから、急いで作業しなきゃ。
眠い目をこすりながら作業開始。
サイズ自体小さいからそれだけで楽勝だと思いきや・・・。。。

む、むずかしい!!!
はまらないよーう。
ゴム製のヘッドホンはベロベロしていて取り扱いに苦戦。深さもあるからそれなりに段も編んだのに、はめようとして抜けてしまう。

一気にやる気をなくして、この短時間に急いでも仕様がないので諦めた。きっと帰りの飛行機もこれだろうから、滞在中に対策を練って再挑戦しよう。

とりあえず、記録としてはこんなかんじ。
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posted by saku at 19:33| Comment(0) | 高知&宇和島 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

6日・出発前夜

6日夜、ウェディングボードの納品を終えて四国出発の準備!眠すぎる〜。届いたばかりのオーストラリアビール、フォーエックスを飲みのみ、なぜかまた時間がない。こちらで作っていこうと思っていた部品も作れなかったので、電動ドリルを持って行こうか悩む。

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持ち物
●毛糸
●かぎ針
●手芸道具一式
●工具一式
Globe Shell材料一式
●テープ類一式
●目ん玉
●アクリル素材
●着替え
●パソコン
●iPod
●カメラ
●オーストラリアキャミソール
●ポートフォリオ

等々
posted by saku at 19:00| Comment(0) | 高知&宇和島 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする